もくじ
手間はかかりますが美味しさは格別
初めてタイに行った20年前、すっかりタイ料理に惚れ込んでしまい、早速何冊かタイ料理のレシピ本を買いました。
その本は転居を重ねるうちにどこか行ってしまってもう手元にないのですが、今でも作り続けているのがその中にあった手羽餃子。
日本でもポピュラーなメニューでしたが春雨の入ったこのタイ風の手羽餃子が好きになり、以来自分なりにアレンジしつつ年に数回は作りづつけています。
でも、よく考えてみたらタイに住んでいた時にレストランでこのメニューに出会ったことはありません。
ひょっとすると、著者の方のアレンジメニューなのかもしれません。
そして20年近く作り続けてきた手羽餃子は”おんたまアレンジ”になっているのかなと思います。
キッチンバサミのご用意を
まず、手羽先の中の骨を取り出すのですが、キッチンバサミで二本の骨の間を切りってから骨の周りの肉の繊維を切りとるような感じで行くとうまく行きます。
慣れるまでは少し難しいかもしれませんが、コツを掴むと写真のように綺麗に二本の骨を抜き取ることができるようになります。
キッチンバサミは何本か持っていて用途によって使い分けているのですが、二つに分解できる(かつ食洗機対応)タイプのものが食肉などのカットには向いているように思います。
分解してジョイント部分までしっかり洗えるものがおすすめです。
チキンとポークの融合
と、書くと少しこっぱずかしい感じですが、いつも食べるたびに「チキンとポークが合わさると美味しいなぁ」と。
初めてこのレシピに出会った時には鶏肉に豚ミンチいれるの!?と驚いたのですが、これが意外に合います。
また、手羽餃子は焼いても美味しいですが、私は断然唐揚げ派。
揚げたてを頬張ると「じゅわーっ」と肉汁が広がります。
ぜひ脂分多めの豚ひき肉を使ってみてください。
ちょっぴり多めに作って粉をはたいて冷凍しておけば、お弁当のおかずにも便利です。
餃子あんが余ったら
ライスペーパーに包んでベトナム風あげ(焼き)春巻きにどうぞ。
タイ風手羽餃子
Cuisine: タイ料理, 和食, 中華料理4
servings30
minutes20
minutes50
minutes2020年4月22日公開
材料
500g 手羽先 (約10本)
1大さじ 醤油
1大さじ 料理酒
適量 小麦粉 (片栗粉と同量)
適量 片栗粉
適量 揚げ油
- 餃子あん
110g 豚ひき肉
20g むき海老
15g 春雨 (ぬるま湯で戻しておく)
10g パクチー (もしくは青ネギ)
10g おろしニンニク
1/2大さじ ナンプラー
1/2大さじ オイスターソース
1小さじ 砂糖
1小さじ 鶏がらスープの素
ひとつまみ 胡椒
- むき海老の下味
適量 料理酒
適量 片栗粉
手順
- 春雨はぬるま湯で戻して細かく刻んでおきます。
- むき海老は酒で下味をつけ片栗粉を少量もみ込んでおきます。
- 手羽先の骨、二本を抜いていき、醤油と料理酒(もしくは液体塩麹)で下味をつけておいてください。
- エビは細かくみじん切りにし、餃子あんの材料をしっかり粘り気がでるまで混ぜ合わせてください。
- 下味の付いた手羽先の水分をキッチンペーパーなどで軽く拭き取り、餃子あんを詰めていきます。
- 片栗粉と小麦粉半々に混ぜ合わせ、手羽先にまぶしてください。
- 170℃ほどに熱した揚げ油でゆっくり目に揚げた後、高温の油で二度揚げし仕上げます。
メモ
- 餃子あんを混ぜ合わせる時には調理用のビニール手袋を使うと便利です。
- 手羽先は小さ目のものを使用しています。大ぶりのものの場合はすべての分量を少し増やしてください。
- お好みで刻みレモングラス(フレッシュもしくは乾燥)を加えてください。グッと本格的な味になります。