
トムヤムクン(Tom Yam Kung/ต้มยำกุ้ง)
タイ料理の代表選手
世界三大スープとも言われているトムヤムクン。
タイ料理は食べたことがないという方でも、この名前はお聞きになったことがあるかもしれません。
トムヤムクンにはナムサイ(あっさり味の色があまりついていないもの)とナムコン(こってりしててミルクが入っているもの)の二種類あって、日本のタイ料理レストランで見かけるのは後者のナムコンが多かったように思います。
逆にタイのローカルレストランで頼むと出てくるのはナムサイの方。
どちらも私は好きですが、たまにスープをすするとなぜかほっとするのはあっさり味のナムサイです。
今回はどちらの材料も表記してありますのでお好きな方をお試しください。
ナムプリックパオで差が生まれます

ナムサイとナムコンの差をつけるのはナムプリックパオ(チリインオイル)という調味料です。
少し甘くてコクのある味は蟹カレー(プーパッポンカリー)始めいろいろなタイ料理に使われます。
また、ちょっと意外かもしれませんが、トムヤムクンのナムコンに使うミルクはココナッツミルクではなくてエバミルクの事が多いです。

エバミルクがない場合は普通の牛乳でも代用できますが、できれば乳脂肪分が高いものがいいかと思います。
生姜に似ているけど
トムヤムクンに使われるガランガルは見た目はしょうがそっくりですが、味が全く違います。
生姜での代用レシピも多いですが、冷凍でもガランガルが入るとグッと本格的になるように思います。
生の塊の場合はスライスして1回分(7〜8枚)ずつ小分けにして冷凍しておくと便利です。
トムヤムクン(Tom Yam Kung/ต้มยำกุ้ง)
Cuisine: タイ料理2
servings10
minutes15
minutes25
minutes2019年2月21日公開
材料
- トムヤムクン・ナムサイ
120g 有頭海老
100g マッシュルーム
500ml 水
2小さじ 鶏がらスープの素
3枚 バイマックルー (こぶみかんの葉)
20g レモングラス
15g ガランガル
50ml ライム汁 (できればマナオ汁)
50ml ナンプラー
5g 生唐辛子 (プリッキーヌ、バードアイ)
適量 パクチー
- トムヤムクン・ナムコン(追加材料)
1.5大さじ ナムプリックパオ
100ml エバミルク (もしくはココナツミルク)
1/2小さじ ブラウンシュガー
手順
- 海老は背中側にハサミをいれて開き背ワタを取っておきます。ヒゲも取っておくと食べやすいです。
- お鍋に鶏がらスープの素と水を入れ沸騰させてください。
- 沸騰したら少し火を弱めてレモングラス、ガランガル、バイマックルーを入れ香りがでるまで煮出します。(約3分)
- 続いてマッシュルーム、生唐辛子を入れます。
※ナムコンの場合はここでナムプリックパオを加えます - 弱火に落として海老を入れ殻の色が赤くなるまで海老をひっくり返しながら火を通します。
※ナムコンの場合は海老に火が通ったらエバミルクを入れてください。 - 最後にライムジュースとナンプラーで味を整え、パクチーを添えてできあがり。
メモ
- お好みで一口大に切った玉ねぎとトマトを加えて美味しいです。
- マッシュルームはタイでは袋茸が使われていますが、普通のブラウンもしくはホワイトマッシュルーム、またオイスターマッシュルームやしめじでも美味しいです。