もくじ
Sweet Potato? Yam? どっち?
カナダに来た当初(もうかれこれ12年前になります!) 住んだアパートの周りには数件のパブがあり、休日となるとハッピーアワーを目指して夫とよく出かけまていました。
そこで初めて食べたのがスイートポテトのフライ。
フレンチフライのさつまいもバージョンです。
とはいえ、たいていのお店が使っているさつまいもは黄色くて日本のさつまいもよりずっと甘味の少ない品種で、サクッと甘じょっぱいフライはビールにとっても合います。
さて、このスイートポテトフライ。こちらのパブやレストランでは「Yam Freis」と書かれていることがちょくちょくあります。
でもYam (イェム) とは山芋をさすので、さつまいもとはちょっと、いえ、だいぶ違います。
なんでだろう?ということで少し調べてみたらこちらに書かれていました。
Word ‘yam’ comes from African ‘nyami’ which means ‘to eat’. Sweet potatoes often called ‘yam’ because African slaves in America started calling sweet potatoes ‘yam’ due to similarities and simply because it reminded them of their ‘yams’ in Africa. This is where the confusion comes from!
A GLOBAL HISTORY OF FOOD
なるほど〜!元々「yam」とはアフリカ語で「食べる」という意味の「nyami」から来ていて、アメリカのアフリカ移民達がスイートポテトをアフリカの山芋を思い出させることから「yam」と呼び始めた事から来ているようです。
山芋の唐揚げも美味しいですが、ほんのり甘いさつまいものフライ。
いろいろ試した結果、お家でのーんびりビールを飲みつつつまんでも最後までカリカリ食感が持続するレシピが出来ました。
よろしければお試しください!
さつまいもの品種について
お店で使われるさつまいもは先に少し書きましたように、皮が薄茶色で中がオレンジの品種で、日本のさつまいもに比べて甘味が少ないものが多く使われます。
今回のレシピで使ったものはアメリカ産のJapanese Sweet Potatoになります。
格段に甘味の強い安納芋や紅はるかなどでもできると思いますが、ひょっとすると食感が違ってしまうかもしれません。
スターチの種類
このレシピではコーンスターチを使っています。
片栗粉はあるけどコーンスターチは無いなぁ…という場合を想定して両方で作り比べてみました。
左が片栗粉、右がコーンスターチです。
見た目も違いますが、食感もだいぶ違いました。
片栗粉でも代用は可能ですが、カリッと軽い食感になるコーンスターチがおすすめです。
スイートポテトフライ (Sweet Potato Fries)
4
servings20
minutes30
minutes50
minutes2922年2月10日公開
材料
400g さつまいも(中2本)
100g コーンスターチ
100ml ビール
適量 揚げ油 (ピーナッツ油、キャノーラ油など)
お好みのスパイスやソースなど
手順
- さつまいもは皮をむいて細長く切ります。
- 水はったボウルに切ったさつまいもを入れ、余分な澱粉を落とします。水を2〜3回交換して水が透明になったらザルで水を切ります。
- 鍋に水を入れ沸騰したら2のさつまいもを入れ、3分ほど下茹でしてザルにあげておきます。
- コーンスターチにビールを加え混ぜ合わせ、さつまいもに絡ませたら中温に熱した揚げ油で一本ずつ揚げていきます。
- こんがりと揚がったら油を切り、お好みのスパイスもしくはマヨソースとともにお召し上がりください。
メモ
- 衣に絡ませる前にキッチンペーパーなどでしっかりと水気を取るとよりカリッと感が長持ちします。
- ソースにはマヨネーズ系のソースがよく合います。シラチャソースとマヨネーズを2:8の割合で混ぜ合わせるだけでピリッとスパイシーなソースになります。
- 揚げる時は面倒ですが一本ずつくっつかないように揚げていってください。