クリスピーローストポーク (Siu Yuk / 脆皮烧肉)

Siu Yuk

クリスピーローストポークとの出会い

アジア各地でおなじみのクリスピーローストポークですが、この美味しさに目覚めたのは実はカナダに来てからです。

タイではムーグロップ(หมูกรอบ)という似たような料理があるのですが、素揚げしているので少しパサっとした感じがします。

対して、香港やマレーシア・シンガポールそして北米でおなじみのシウユックはジューシーなのものが多いように思います。

カナダではチャイナタウンなどに行けば美味しくできたものが購入できるのですが、自宅で作ればずっとお安く思う存分食べられる!ということで色々なレシピを試しました。

今回ご紹介するレシピは今まで試した中で一番失敗の少ない方法です。
皮付きの豚バラ肉が手に入ったら是非試してみてください。

調理のヒント

  • 豚バラ肉は皮付きの物を使ってください。
  • 皮表面の穴開けは皮だけで脂身まで到達しないように注意してください。
  • 穴あけはミートテンダライザーが便利ですが、包丁で格子状にカットする、もしくは包丁の先で細かく突いていくだけでも大丈夫です。
  • 皮の一部が早く焦げてきた時はアルミホイルなどで覆って調整下さい。
    焼く前にできるだけお肉が平らになるように底面(皮ではない方)をカットしておくと均等に焼きやすくなります。
  • もしも焦げた場合は包丁で焦げた部分を軽くこそげ落としてください。
  • 切り分けるのは粗熱が取れた後、肉汁が落ち着いてからの方が皮が剥がれにくいです。

ミートテンダライザー

ミートテンダライザーもしくは包丁で脂身まで貫通しないよう注意しながら皮に穴もしくは切り込みを入れます。

ミートテンダライザーは思い切って購入してみたらとても便利で、結構な頻度で活躍しています。とんかつのお肉やステーキ肉も柔らかく仕上がるのでおすすめです。

焼き上がりの確認

包丁で叩いて皮表面がパリッとしているか確認してください。
特に中心部の皮は火の通りが遅いので注意してください。

端の方が焦げてきた場合は焦げている部分をアルミホイルで覆ってください。

マリネ液は再利用

いつも豚肉を漬けた後のマリネ液。

勿体無いなぁと思いつつ捨てていたのですが、お水を大さじ2ほど加えてお鍋で沸騰させた後ザルで漉しておくと、野菜炒めなどに使えて便利です。

ノンフライヤー(エアフライヤー)で時短調理

※2021年2月2日追記

ノンフライヤーで調理すると短時間での調理が可能です。

仕上がりもオーブン調理より焼きムラが少ないように思います。
調理後のお掃除が簡単なのも嬉しいところです。

予熱完了後バーベキューラックに乗せた豚肉をバスケットに入れ、塩を皮表面にかけたら150℃で30分〜40分焼き(大きさによります)、200℃に上げて5分〜8分皮全体がぽこぽこと膨らむまで焼き上げます。

豚肉の厚みがある場合はバーベキューラックはなくても大丈夫です。
上面の熱源に近付きすぎる場合はバスケットに直接入れてください。

焼き上がったら10分ほど庫内で粗熱と脂を落とした後、お好みの大きさに切ってお召し上がりください。

クリスピーローストポーク (Siu Yuk / 脆皮烧肉)

Recipe by Ontama KitchenCuisine: マレーシア料理, 中華料理, 香港料理
Servings

4

servings
Prep time

6

hours 

40

minutes
Cooking time

2

hours 

20

minutes
Total time

9

hours 

2017年11月13日公開

材料

  • 1kg 皮付き豚バラ肉

  • マリネ用調味料
  • 50ml 醤油

  • 50ml 料理酒

  • 1/2大さじ ブラウンシュガー

  • 1/2小さじ 黒胡椒

  • 10g おろしニンニク

  • 1/2小さじ 五香粉

  • 焼き上げ用
  • 2大さじ 粗塩

手順

  • マリネ用調味料をバットなどお肉が入る大きさのトレイに入れて混ぜておきます。
  • 皮の水分をしっかりとキッチンペーパーなどで拭き取り、ミートテンダライザーなどで皮表面に穴を開けます。
  • 豚バラ肉をマリネ液が入った入れ物に移します。この時皮表面にマリネ液がつかないように注意してください。
  • 皮が乾くようにラップなどをしないで冷蔵庫で一晩から1日漬け込みます。
  • オーブンを200℃に温めておいてください。
  • 天板に焼き網を敷き、その上に豚肉をのせ粗塩を皮表面全体に振ります。
  • 200℃のオーブンで20分焼いたら150℃まで下げて1時間〜1時間半焼きます(豚肉の厚みによって調整してください)
  • 仕上げに230℃まで温度をあげ皮表面がパリっとするまで10〜30分焼きます。(オーブンのクセによってこの時間は大きくかわるので、できればつきっきりで皮の様子をみてください)
  • 皮表面が十分に焼きあがればオーブンから取り出し粗塩を落とします。粗熱がとれたら食べやすい大きさにカットしてできあがり。
  • そのままでも美味しいですがお好みマスタードや酢醤油、シラチャソースにつけてお召し上がりください。
  • ノンフライヤー(エアフライヤー)の場合
  • 通常の手順4の後、ノンフライヤーを予熱しておきます。予熱機能がない場合は200℃で5分温めておきます。
  • バーベキューラックにマリネした豚肉を乗せ、ノンフライヤーのバスケットに入れたら塩を皮表面全体に振ります。
  • バスケットを本体に戻し、150℃で30分〜40分焼きます。
  • 仕上げに200℃に温度を上げて5分〜8分、皮全体がしっかりと膨らんだらスイッチを切り、10分ほど庫内の予熱で脂を落としつつ粗熱をとります。
  • 粗熱が取れたら表面の塩を落とし、食べやすい大きさに切ってお召し上がりください。

メモ

  • 皮表面の穴開けは皮だけで脂身まで到達しないように注意してください。
  • 冷めた場合はオーブントースターで温め直すと美味しくいただけます。
  • 冷蔵庫で3日間は保存可能です。食べきれない場合は冷凍保存してください。

おんたま

東南アジア料理をはじめ旅先で出会った美味しいものをカナダで再現すべく、日々奮闘した記録帳代わりのレシピブログです。

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