
空芯菜炒め (Stir-Fried Morning Glory/Rau Muong Xao Toi)
夏の野菜
こちらカナダでは空芯菜の出回る季節になってきました。
空芯菜はこちらではMornig GloryもしくはWater Spinachと書かれて売っています。
バンコク在住時代にはよく屋台で食べていたこのメニュー、パット・パックブン・ファイ・デーン(Pad Pak Boong Fai Daeng)はなぜかこちらのタイ料理店では見かけることはほとんどありません。
ファイデーン=赤い炎と命名されるほどタイでは猛烈な火にかけた中華鍋で豪快に作られる一品で、注文が入ると、周りにいる人は皆むせ返るほどの唐辛子の臭気が漂います。
カナダのレストランではほとんど見かけることのないこのメニューですが、夏場には空芯菜が中華系スーパーマーケットに出回り始めるので、夏の家庭料理の定番といった感じになりつつあります。
残念ながら自宅では炎の中で中華鍋を振るうことはできませんが、しっかり材料を準備して、極力炒め時間を少なくすることでシャキシャキの美味しい空芯菜炒めができます。
また、タイではタオチオという発酵大豆の調味料を使うのが特徴で結構濃い味なのですが、いろいろ試した結果私も夫もベトナム風のあっさりシンプルな空芯菜炒めが好みとわかりました。
今回は、そんなベトナム風のあっさり空芯菜炒めのレシピです。
調理のヒント
- 手早く済ませるため調味料は手元に用意しておいてください
- このレシピではにんにくを潰して使いますが、がっつりにんにくを味わいたい方はみじん切りにしてください。
- 本来は強火の炎の中で中華鍋を振るうのですが、自宅の電気コンロではそうはいかないので、中華鍋は振るわず熱源に置きっ放しで、菜箸の方を手早く動かすようにしてください。
- 空芯菜を洗ったらしっかり水気を切らずにそのまま使います。
乾いてしまった場合は調理の際に水大さじ1〜2を加えてください。 - ゆっくり調理していると葉から粘り気が出てしまいますので、最初に茎の方を炒め葉を入れたら短時間で炒め終わるようにしてください。
空芯菜炒め (Stir-Fried Morning Glory/Rau Muong Xao Toi)
Cuisine: ベトナム料理, タイ料理2
servings10
minutes5
minutes15
minutes2019年7月3日公開
材料
300g 空芯菜
3g 生唐辛子
20g にんにく
1/2小さじ 鶏がらスープの素
1小さじ ナンプラー (もしくはヌクマム)
ひとつまみ 砂糖
1大さじ サラダ油
手順
- 空芯菜は洗って3〜5cmほどの長さに切っておき、にんにく、唐辛子を包丁で潰しておきます。
- 火にかける前のフライパンにサラダ油、にんにくそして生唐辛子をいれてから火を付けます。
- 油がふつふつと泡立ち、にんにくと唐辛子の香りが出てきたら、空芯菜の茎の部分から投入してください。
- 茎の部分にさっと油が回ったら、葉の部分を入れ鶏がらスープの素、ナンプラーそして砂糖ひとつまみを入れ、手早く炒めてできあがり。